盗聴や盗撮の被害に遭いやすい状況を、個人と企業の2つのケースでご紹介します。
心当たりがないのが普通です。 〜個人のケース〜
- ・浮気調査
- 夫婦や恋人などが、浮気の心配や離婚の条件を有利にするためなどから、相手を盗聴・盗撮する場合があります。
- ・窃盗(空き巣)・誘拐
- 家人の予定を盗聴することで、留守を狙います。また、子供の行動や習慣を知ることで、計画的に誘拐を実行します。
- ・ストーカー
- ストーカー規制法では、8つの行為を「つきまとい等」として規制していますが、盗聴が待ち伏せや押しかけなどに発展する可能性もあります。
- ・愉快犯
- 特に目的もなく盗聴や盗撮をする場合。とくに賃貸マンションやアパートなどで多いケースです。以前住んでいた人が次に住む人を盗聴することや、以前住んでいた人を盗聴していた盗聴器がそのまま残されている場合もあります。
- ・家族・恋人の監視
- 親が子供の行動を監視する目的で盗聴・盗撮を行うことがあります。中高生だけでなく、一人暮らしをしている女性が対象となる場合があります。また、幼児や老人の虐待の証拠とする可能性もあります。
犯人は社外にいるとは限りません。 〜企業のケース〜
- ・新製品・開発情報
- 競合他社よりも早く優れた製品をだすために、他社の情報を盗みます。
- ・入札情報・見積
- 土地の売買など競合相手の落札価格が分かれば、確実に落札することが可能になります。ファクスを使って見積などを送信する場合にも注意が必要です。
- ・社内情報
- 上司が部下を監視する場合や対立する派閥の情報を収集する場合、会社の経営方針や人事などの情報を知るために、社員が役員室を盗聴するケースもあります。
- ・選挙
- 現代の選挙はまさに情報戦です。相手の不正やスキャンダルなど、選挙を有利に進めるための情報を狙います。